流れ星の夜

イラストレーターWednesdayのサイトです

お嬢様とメイドさん

o026


■春の目覚め


全てのものに、訪れる
それは、春の目覚め
はらり、はらりと舞い散る花の
くるり、くるりのご挨拶
花咲く頃に、また、会いましょう
花散る頃に、また、会いましょう


Pixivガールズコレクションに収録して頂いたイラストです。
結構古いものなので、なぜこの絵なのかしら?と
疑問もありつつも、素直に喜ばしかったです。

初出としては同人誌で描いた、お嬢様とメイド漫画、3冊目の表紙です。
ストーリー内での季節が冬から春に移ったので
春のふわっとした夢心地の空気感を表現してみました。
このお話全体に言えることですが、守られ、庇護されている
子供時代を描きたかったので、全体として、ゆったりとした雰囲気になっています。
思うに、子供から大人になると言う事は痛みを自分自身で受け止めて
知っていく事なのかなと、最近色々な人の死に触れたり
どうしようもない悲しい事に出会うたびに、そんな事を考えてしまいます。
そしてまた、そういうテーマが大好きだったりもするのです。

絵的な見所は、ちょうど、荒木飛呂彦先生のスティールボールランを読んだ直後で
構図に黄金分割を多用していたりします。
線画に時間を取りすぎて彩色が1・5日とかで苦労した思い出があります。

タイトルは、アルフォンス・ミュシャの油彩に春の目覚めというものがありまして
そこから取っています。かつて渋谷はBunkamuraミュージアムに
ミュシャの油彩がたくさん来ていまして、とても素晴らしかったのを覚えています。
アール・ヌーヴォーのリトグラフポスターが一番有名な作家ですが
スラブ叙事詩に代表される油彩の数々も、とても素敵で、
自分自身の色彩感覚などに、多大な影響を受けているのを実感します。

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